サムロー(トゥクトゥク)
サムロー
客を待つトゥクトゥクサムロー)はタイ語の単語で三輪自動車(オート三輪車)を意味する言葉。日本ではサムロとも言い、特にタイの三輪自動車を指す言葉として使われる。また、俗にトゥクトゥクと呼ばれる。タイ、ラオスで運行している。いずれも主に料金交渉制のタクシーとして利用されるほか、座席を改造して決まったルートを巡回する乗り合いタクシーとして運行している場合がある。起源は大型バイクを改造したものであるが、日本から輸入したダイハツのミゼットなどのオート三輪をタクシーに改造したものもあった。
日本の郵政省が郵便収集車をダイハツの三輪トラック『ミゼット』から四輪トラックに変えた際に、中古のミゼットをODAとしてタイに輸出したのが始まりとされる。
元々は車線の狭いヤワラート通り(中華街)周辺の道路で、小回りの利くサムローが主にイサーン出身の運転手により人力車より格の高いタクシーとして運行され始めた。後にサリット・タナラット首相がバンコクでの人力車の運行を禁止したことにより、バンコクでサムローの運行が盛んになったが、近年においてはエアコンが利き、料金のごまかしが利かないメーター制タクシーが運行を開始したため、バンコク市内の車両数は徐々に減っていった。タイ政府は2002年にバンコクでのサムローの新規登録をうち切ったことにより、バンコク都内の車両数は大幅に減少した。
法律上は、サムロー専用の免許が用意されており、自動二輪車の免許では運転できない。タイの四輪免許で三輪は運転可能。トゥクトゥクは前述したように私用ではないため、商用利用されるのであるが、タクシーの営業は法律上タイ国籍者にしか許されていないため、このサムロー免許もタイ国籍保有者のみに与えられる。また、サムローはスピードがでにくいため、制限速度が所々80キロを超えるようなバンコク首都高速での運行は出来ない。
ちなみに俗称のトゥクトゥクの由来には諸説があり、その排気音がトゥクトゥクと音を立てているからや、英語のtook tookが訛ったものなどいろいろ言われている。俗に前者の由来が有力視されている。
近年グアテマラ等の中米諸国に導入され、一般車を使うタクシーに比べて車両が安価なため、急速に普及が進んでいる。車両はインドのバジャージ社のものが使われるが、現地ではトゥクトゥクと呼ばれている。
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